サイパン弾丸ツアー
2005/4/15 (金)
4月のJALの減額マイルキャンペーンで関空−サイパンが12000マイルだったので2泊3日でシュノーケルをしにサイパンに行く事にした。1人で行くサイパンやグアムは、ある意味非常にお金がかかる所で、行動の自由が実質無いという問題をいつも抱える。

今回、本当はテニアンに行きたかったが、往復費用の高さと便の折り合いがどうにもつかないので諦めた。

ホテルはインターネットで調べた所、ガラパンにあるサイパンオーシャンビューホテル(Saipan Ocean View Hotel)がインターネット経由で一泊$55(税込)と格安だったのでここにした。ここのメリットは空港間の送迎が時間にかかわらず無料で1泊でもOKって所。メールを出して(ただし英語)すぐに返事が返ってくるのは、あの田舎では最大のサービスやも知れぬ。他にもいくつかメールを出したがなしのつぶてって言う所もあったし。

航空券はE-ticketというのをもらった。これが後にすごい効力を発揮。Webから搭乗の3日前からWeb check-inという、読んでそのままのサービスを受けれるのだが、当日の関西国際空港ではガラ空きのWeb check-inカウンターでcheck-in後、50人ほどをぶち抜いて優先手荷物受付をしてくれたのですごくありがたかった。

飛行機の中の免税品販売で「森伊蔵」(もりいぞう)という焼酎が売られていたのだが、最初聞いたとき 「モリゾー」 と聞こえて、「JALも後押しとは、愛知万博、モリゾー大人気だな」 などと訳の分からない勘違いをしたのだが、そんな事はなく、数量限定なので 「抽選で」 と言われたので応募したが外れた。帰っていろいろ調べたけど一度飲んで見たかったな。

さてサイパンに着きホテルへ。夜のサイパンはpockerのお店ばかりが煌々としていた。ホテルにcheck-inしそのまま就寝。


4/16 (土)


朝、大爆音で目がさめる。前の道でトライアスロンのようなイベントをやっているようで爆音が鳴り響いている。昨日3時に寝たのでそれでも起きれず、うとうとしていたら9時過ぎなので、急いでアジアスクーターへ。

アジアスクーターはDFSの近くにあり、原チャリを一日$15で貸してくれた。ガイドを見ると$20と書いてあったけど値段が変わったのか?それも$10が料金で$5が保険とか言ってたし。で、このスクーターなのだが日本の原チャリをイメージしたら大間違いで、125ccのバイクに50ccのエンジンが付いていると思われ、パワーが不足気味だった。

今回、YASI-DIVEというダイビングショップのWebサイトをかなり参考にし、他からも情報を集めてシュノーケルできそうなところをスクーターで回ることにしていた。その候補がラウラウビーチとオブジャンビーチである。まずラウラウに行く事に。途中サンホセのディスカウントストアなど寄りながらラウラウに行ったのだが.....

クロスアイランドロードを走り、それと思われる所で折れたのだがそこが間違っていて人の家の庭先へ。戻って探していると看板があり、そこを下っていたのだが、すごい傾斜でかつ未舗装路を延々2kmほど行ったところにそれはあった。旧日本軍のトーチカがあるのも事前の学習どおりである。この日は東から結構強い風が吹いていた。という事は....そうリーフエッジで波がザッパーン、ザッパーンと音を立てている。一人だとやばい。というかそもそもクロスアイランドロード以降人っ子一人みないし、ダイビングのメッカのはずなのに人がいない。

推測だが東からの風が吹くと、太平洋側のビーチエントリーを止めるのでは?と考えた。それでは私のシュノーケルなぞもっと危ないので早々に退散。

元来た道を戻り、サンホセでジョーダンショッピングセンターへ。この中で食事をして、チャランカノアのペイレスマーケットなどを覗いた後、シュガードックに寄るがこれまた魚がいそうな気配がない。気合をいれて沖合いまで行けばここはなんとかなりそうだったが、結局諦めて、オブジャンビーチに向かう。

途中サンホセのプライスコスコ近くにあるPC OUTLET CNMIという店にも寄ったが、品揃えが悪い上に高いので"Just looking"であった。無線LANはLinksysばかりだった。

途中サンアントニオの付近を走ると、そこは一部中国であった。いろいろな文献を見たところ、サイパンには1万人以上の中国人が縫製業に従事しているらしい。なぜかというとサイパンはアメリカではなく、アメリカの自治領、CNMI(Commonwealth of Northen Mariana Islands)の為、入国に際してアメリカの法律が適用されず、かつアメリカの最低賃金も適用されないが、輸出に際してはMade in USA と称して輸出できるそうで、「$5で作ったシャツを Made in USA と書いて$100で売っている」そうだ。まるで日本のアサリやハマグリみたいなもんだな。

工場の前にはチャイナタウンまがいの店が並び、壁に貼られたタクシーなどの広告のそれはまるで上海の下町かという面持ちでなかなか面白かった。あと、すべてのモノが安そうだったが、中国語が必須と思われた。

オブジャンの通り道にラダービーチがあるので寄ってみる。ここはサイパン国際空港に着陸する飛行機が海から眼前に見えるなかなかのロケーションである。ビーチは小さい、波の崩れ方を見ると、ここもすぐにドロップオフがありそうで、すぐに太平洋に持っていかれそうなので怖くなって、ここもシュノーケルは断念。ここでなぜか日本で働いた事がある、日本語がぺらぺらのフィリピン人のおばちゃんがいて「ここにホテルが建つ。社長に頼まれて掃除をしている」と延々話を聞かされる。

30分ほど話した後、オブジャンビーチへ。ここは人がかなりいて一安心。だが、海は波が高く、ここもアウトリーフに出るのは諦めた。風が東から吹いたら、西海岸のパウパウビーチなどに行ったほうがいいというのが今回の結論で、結局海にはほとんど入らずじまいであった。

オブジャンではシュノーケルの道具を持ったローカルがいて上がってくるのを見たら、なんとタコを3匹ほど持っていた。よく捕れるそうだ。すごいな>じもてぃー。

日も暮れてきたのでホテルに帰還。くやしいので観光をする。DFSは昔の写真を見ると、フォートナム&メイソンの缶が写っていたので、ロイヤルブレンドを買う気まんまんだったがどういうわけかなくなっていた。

地球の歩き方に出ていた、1串$1のBBQを売るジュリーズ(Jullie's)はなかなかよかった。3本ほど買ってホテルで食べたがおいしかった。牛、豚、鳥串があるのだが、牛串は早くなくなるようで自分が行ったときはなくなっていた。店は分かりにくいが、DFSの裏の道沿いのグアム銀行の方からガラパン中心街に向かっていく直ぐのところにある、スタンドのような店だ。あれは薦めれる。

食事はガイドや評判がよかったモビーディック(Moby Dick)というシーフードの店に。ガラパンの中心にある店で、今日の魚をコースにして食べた($17+チップ)のだが、魚は美味いのだがやたら舌がぴりぴりしてまいった。味の素の使いすぎでは?

4時まで寝て、再度空港へ。準アメリカの出国審査の為、靴まで脱いでチェックし飛行機へ。中国線用の767が来ていてSEASONSのシートに座れたので超快適、それと久しぶりにアメリカっぽい所に行けたのが唯一の慰めであった。

帰りの飛行機はいつの間にか免税品販売をやっていて、モリゾーを買い損ねて散々だったし。今度はもうちょっと長く居る予定を建てよう。


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