鞍山&瀋陽旅行
去年いつも行く中華料理屋にかわいい中国からの留学生が入ったのだが、北海道に行った折お土産を上げたらとても気に入ってくれて、今度遊びましょうと電話番号を教えてくれたのだが、その日の夜、彼女の自転車が盗難に遭ってそれの手伝いをしたのが縁で付き合いがあり、その縁あって今回彼女の里帰りに付いていくことにした。その記録。

まず出国からもめた。チケットの手配は彼女に任せておいたのだが、こっちの日本語が完璧でない上、発券担当者名を見たら「金」とか書いてあって、どうなったかと言うと姓名逆にして航空券を発券されていた。気がついてくれよ>旅行会社&航空会社。これは航空会社がそれでもOKだというので解決。


3/12
近鉄名古屋駅集合のため前週にリハーサルをやったにもかかわらず小ハプニング続出。近鉄→南海で関空へ。帰りの事があるので道を教えながら(特に南海→近鉄間の乗り換え)行く。関空で搭乗手続き後買い物に付き合っていたのだが、1時間30分前に空港に行ったにも係わらず土産をずーっと買ってる彼女に付き合っていたら時間がやばい。おまけにいつのまにかダイヤより出発時刻が10分繰り上がっていて、出国審査場で瀋陽行きの客を呼んでいる。電車の中で書けと言ったにも係わらず、再入国の紙に何も書いてない彼女はここでテーブルで書き始めてると、空港のねーちゃんがあなただけでも先に行ってくださいとすごい焦り様。結局10分遅れぐらいで関空出発。あんな気ぜわしい出国は初めてだった。おかげでATMでお金をおろす暇が無かったのが後にボディーブローのように効いて来る事となる。

瀋陽は大連から300kmほど北に行った所で、旧満州国だったところ。あまり良くない意味で日本との結びつきが強い。今は工業が盛んなようでなかなかの都会であった。それより驚いたのは空港の職員の体格で、ほとんどが180cm近い上に筋骨隆々である。上海で見た人たちとは印象がぜんぜん違って騎馬民族の血を引いているのでは?と思ったほど。おまけに空港の職員はきびしく、中国の入国カードを書かずに突っ込んだ日本人をカウンターでなく、再度後ろのブースで書かせて一番最後に並ばせていた。

一人娘の帰国が待てないのか、空港には両親と車を持っている知り合いが3人一緒に来ていた。勉強した中国語であいさつの後車に乗って瀋陽へ。着いて聞いたのだが瀋陽-大連間の高速道路(瀋大高速公路)が拡幅工事で全線利用不可と着いてから聞き、下道で100km先の鞍山へ。予想通り2時間30分ほどかかって到着。中国のめちゃめちゃ怖いドライブを助手席で堪能。あと市境?を超えるごとに通行税みたいなのを払っていた。着くまで5,6回払っていた。

市営住宅みたいなマンションが彼女の家だった。まず門扉に驚く。2重扉になっていた。違う家にお邪魔した折もそうなっていたからこれが中国ではスタンダードらしい。お土産などを渡して食事に。この日は彼女が一番食べたがっていた水煮魚を食べにみんなで行く。

水煮魚とは桶の中の唐辛子とラー油の海の中で魚や野菜を煮る料理。写真を見るとびっくりしますが、ええびっくりしました。食べる前に小姐が来て唐辛子を取り除いてくれます。食べると異様に美味い。なんとも言えず美味い。うるさく勧めていた理由が分かった気がしました。

あと、中国の乾杯は日本と大きく異なり、最初だけの日本と違い、食べている最中相手を見て、「乾杯」とやって飲んでの繰り返しです。酒量の少ない人には辛いシステムです(泣)

食べ終わった後、ホテルに泊まるつもりだったが遅かったので親戚の家に泊まっていくように勧められる。選択権は私に無いので勧められるようにそこにお邪魔になる。後で知ったのだが親戚で一番成功していると思われるその家は夫婦そろって通信会社に勤めていた。

夫がChinaTelecom(中国通信)嫁さんがChinaMobile(中国移動通信)どちらも超ビックネームである。日本でいえばNTTとDoCoMoに勤めているサラリーマンのようなものだ。中国移動通信に至っては総加入者数が1億という某TELの差の桁数が数えれない、日本の人口ほどの加入者数という世界最大最強の携帯電話オペレーターである。

共働きで収入があるらしく、招かれたマンションに入って絶句。20畳ほどの紫檀のフローリングの部屋。35inchテレビが小さく見えます。「中国は貧しいって言ったの誰?」と江角マキコばりに聞きたいほど。あと、子供用と自分たちの寝室にフロ(シャワーブース)とこれまた大きなキッチン。はっきり言ってあんなマンション日本で買えません。テレビが小さいから50inchくらいのプラズマディスプレーが欲しいそうです。事住居に関しては中国の方が豊かなんじゃないかと思えてきました。

フロを借りてこの日は就寝。疲れた。

時間があれば以降続く。